発電の種類 |
用途 |
|
原子力(限界発電費用)・石炭火力 |
出力変動が得意ではない+安価 |
ベース電源向け |
LNG火力・一般水力 |
出力変動が容易 |
中間 |
石油火力・揚水発電 |
出力変動が容易+高価 |
ピーク用電源向け |
太陽光(12%)・ 風力(陸上20%・洋上30%) |
出力変動が困難 |
稼働率に課題 (周波数変動対策が必要) |
コスト\CO2 |
非発生 |
発生 |
低 |
原子力(限界発電費用)・一般水力・地熱 | 石炭(大)・バイオマス混焼石炭・LNG |
中 |
中小水力・風力(洋上>陸上)・バイオマス専焼([8]試算) | |
高 |
原子力(総コスト)・バイオマス専焼(現買取価格)・揚水水力・太陽光 |
石油 |
規模 |
発電種類 |
|
大 |
原子力・一般火力・一般水力 | 一箇所毎に議論可能 |
中 |
バイオマス専焼・地熱 | 個別計画を集計しつつ議論出来る |
小 |
小水力・バイナリー地熱(温水発電)・風力・太陽光 |
個々の建設を論じるのは余り生産的ではない。小規模発電のメモ(未完)はこちら |
種類 |
その他・備考 |
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国内 |
プルトニウム(原発副産)・太陽光・風力・地熱・水力 |
|
海外(普遍) |
ウラン・LNG(中東・ロシア・北米)・石炭 |
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海外(偏在) |
原油 |
再生可能エネルギー 発電設備の種類 |
固定価格買取制度導入前 設備導入量 |
固定価格買取制度導入後 設備導入量(=発電開始量) |
将
来 |
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平成24年6月末までの 累積導入量 |
対象実効 定格出力 |
平成24年度 の導入量 (7月~3月末) |
平成25年度 の導入量 (4月~12月末) →3月末 |
買
取制度 導入後計 (定格出力) |
買
取制度 導入後計 (実効定格) |
未設置含む 認定出力総量 |
対象実効 定格出力 |
|
太陽光(住宅) | 約4700MW | 約564MW |
96.9万kW | 104.7万kW →130.7万kW |
2,016MW(A) |
241.9MW(a) |
太陽光合計 47,313MW |
太陽光合計 5,677.6MW |
太陽光(非住宅) | 約900MW | 約108MW |
70.4万kW | 412.5万kW →573.5万kW |
4,829MW(B) |
590.3MW(b) |
||
風力 | 約2600MW | 約520MW |
6.3万kW | 1.1万kW | 74MW |
14.8MW |
973MW |
187.4MW |
中小水力 | 約9600MW | ─ |
0.2万kW | 0.3万kW | 4.8MW |
4.8MW |
22.9MW |
22.9MW |
バイオマス | 約2300MW | 約2300MW |
3.0万kW | 8.9万kW | 119MW |
119MW |
845MW |
─ |
地熱 | 約500MW | ─ |
0.1万kW | 0万kW | 1.4MW |
1.4MW |
13MW |
13MW |
合計 | 約20,600MW (約20.6GW) |
約3492MW |
176.9万kW | 527.5万kW | 7044MW (約7GW) |
972.2MW (0.97GW) |
49,166.9MW (49GW) |
5900.9MW① (5.9GW) |
予定・計画 |
工事中 |
合計 |
その他・備考 |
|
北海道 | 1708.2(石狩湾新港・2028迄に) | 1,708.2 |
||
東北 | 1,200(能代[石炭]・上越[LNG]自社応札) | 560(新仙台更新) | 1,760 |
|
東京 | 6,000 | 340(新日鐵住金+電発・鹿島・640・石炭火力・USC)+380(中電+東電・常陸那珂・600) | 6,720 |
|
中部 | 1,000 | 1,000 |
||
関西 | 1,500 | 3700(関電・和歌山・LNG) | 5,200 |
|
九州 | 1,000(松浦[石炭]自社応札) | 1,000 |
||
合計 |
10,700(10.7GW) | 6,760 | 17.4GW |
実効出力(MW) |
その他・備考 |
||
① |
中小再生可能エネルギー計 |
5,900 | 中小水力・陸上風力・太陽光 |
② |
地熱開発 |
500 |
|
③ |
バイオマス |
1,000 |
|
④ |
新技術 |
700 |
洋上風力・IGCC・重油残渣など |
⑤ |
大中新エネ合計(②+③+④) |
2,200 |
|
⑥ | 新エネ粗合計(①+⑤) |
8,100 |
新エネルギー類で補完出来る電力量。結構纏まった量になる。 |
⑦ |
火力発電新設 |
8,960 |
从来型発電で補完出来る電力量矢張りこちらがメインになるが。 |
⑧ |
新規電力量粗合計(⑥+⑦) |
19,000 |
原発の穴を埋めうる電力量 |
⑨ |
原発再稼働申請(優先・先行組) |
9,130 |
比較的安全性が早期に確認できそうな原発発電能力量 |
⑩ |
原発再稼働申請プラスα(総数) |
19,500 |
新基準でも稼働が可能そうな全原発稼働出力量 |
不足電力出力量(⑩-⑧) |
▲500 |
1kWh辺りコスト |
想定稼働率 |
|||
石炭 |
9.5~9.7 |
[1] |
80% |
割安。CO2排出や需要変動対応に難有り。技術革新(例えばIGCC)により効率化が図られている。 |
LNG |
10.67~11.1 |
[1][2] |
80% |
日本は割高なLNG契約を結んでいる。 シェールガスの輸入が開始される予定。(シェールガスも枯渇の危険の記事もあったが・・) |
石油 |
36.0~38.3 |
[1][2] |
50~10% (ピーク用電源だからか?) |
やたら高い。枯渇性資源であり,CO2を排出し尚且つ高い事を考えると此処を
可能な限り減らすのも重要な政策目標であるべき。 需要変動に柔軟に対応できるがそれはLNG火力でも同様。 こいつのフル稼働が現在の電力会社赤字の主因ではないか?(サンケイは原発が動け全て解決的にミスリードしようとする記事書き垂らしてるけど・・) ただし結構割高だからピーク時用電源としてたまにしか使わないから稼働率が下がって余計に割高になっている可能性はある。。 |
原子力 |
8.9~?? |
[2] |
70% |
様々な未計上のコストを積み上がると結構高くなる可能性が各所から指摘
されている。更に事故処理コストを含めると∞に。。 |
水力(一般) |
3.88~10.6 |
[5][2] |
幅
があるが,重要な指摘に嘗てと比べて水力発電の稼働率が劇的に低下していると云うものがある。調べてみると実際にその通りであり,どうやら水力発電の負荷
追从性を優先してベース電源的位置づけ(高稼働率)から調整役的な色彩を強めてきたようである。その結果が巨大なダム事業と公共工事批判であった。 今後は巨大なダム事業を伴わずベース電源的な調整能力を不要で安価な中小水力を優先したいところ。 |
|
水力(揚水) |
51.87 |
[5] |
原子力・石炭など出力を調整しにくいけどランニングコストが低い(原発は色々誤魔化して安く見せてるだけだけど。。)電力のバッ
クアップ用。 それなりに高コスト。例えば[5]や[7][9]で前提として議論されている様に出力調整の難しい原発と一体のシステムとして認識されることが多いことが 解る。 実際には稼働率は極めて低く,原発と必ずしも不可分の施設ではないようである。 自然エネルギーの増加で稼働率が上がるとコストが大きく低下する可能性もあるのではないか? |
|
太陽光 |
33.4~38.3 →9.9~20.0 |
[2] →[3] |
12~13% |
R&Dにより高効率化の可能性(あくまで可能性)あり。 太 陽光発電の供給ピークと冷房の需要ピークが一致することによりピーク時の発電必要量と分散型の発電で送電罔の負荷を下げうる可能性があるのでは?この部分 のメリットが从来型の発電の限界費用のみを考慮し送配電罔への負荷を考えない発電のコストという指標そのものを機能不全にしているかも。 ただ,急に曇ったりして冷房需要電力が落ちないのに電力供給が急減するなどの危険性もあるのかも知れない。 |
地熱 |
9.2~11.6 |
[3] |
80% |
出力安定して,日本に大量に賦存する資源で価格も安くCO2の排出もな
いと次世代の本命にも思える。 しかし開発が国立公園内規制が厳しく,また温泉の枯渇などの不安もある。出力量的に何処迄開発できるかであろう。 |
風力(地上) |
8.8~17.3 |
[3] |
20% |
それ程安定性は高くない。資源賦存は非常に大きく可能性は高い。 東北・北海道に偏在しているので送電線の整備と安定性の為の設備が必要。 |
風力(洋上) |
8.6~17.6 |
[3] |
30% |
地上よりも安定して出力できる。コストは洋上建設・維持の為に割高。 |
バイオマス(木質専焼) |
17.4~32.2-21 |
[3]-[8] |
80% |
原料の安定的確保が問題であるが矢張りそれ以上に高いのも問題・・。 ただ未利用木材の木質バイオマス専焼でもコストを直ちに21円程度に引き下げられる(但し発電 所建設に農水省の補助金前提)様ではある[8] |
小水力 |
19.1~22.0 |
[3] |
60% |
エネルギーの地産地消の究極の形態かも。出力が余り大きく取れないこ
と,コストが割高なのが難点。 技術者の配備などで規制緩和が行われた。 |